余白 · 01
ひなたぼっこHinatabokko

縁側の板に 膝をかかえて
猫がしていることを まねしてみる
干した布団の においが届く
なにも起きない 午後のまんなか
時計の針は 進んでいるのに
影だけが ゆっくり 長くなる
膝の上に 光がたまって
指のあいだを こぼれてゆく
猫のひげが 光に透けて
まだ ひなたぼっこの とちゅう
窓のむこうで 洗濯物が
風のかたちに なって ゆれる
湯のみのお茶が ぬるくなるまで
猫と おなじほうを 見ていた
時計の針は 進んでいるのに
影だけが ゆっくり 長くなる
膝の上に 光がたまって
指のあいだを こぼれてゆく
猫のひげが 光に透けて
まだ ひなたぼっこの とちゅう
影が 縁側のはしに つくころ
夕方のにおいが 先に気づく
膝の上に 光がたまって
指のあいだを こぼれてゆく
猫のひげが 光に透けて
まだ ひなたぼっこの とちゅう
膝の上に 光がたまって
まだ ひなたぼっこの とちゅう
- 詞
- Akira Okumura
- 歌・曲
- Aotsuki