ふるえ · 04

終演のあとAfter the Last Note

灯りがついて 客席が揺れて
みんなゆっくりと 出口へ歩く
隣のきみは まだ黙ったまま
開きかけた口を わたしも閉じた

言葉のかわりに 夜風がとおる
手のひらに残る 拍手の熱

「よかった」とだけ言って あとは黙ってた
並んだ足音が ゆっくりになる
鞄の奥で 光っているもの
駅はまだ 遠くにあればいい

チケットの半券 折り目をのばして
また同じポケットに そっと戻す
今日のことは まだ 誰にも言わない
家に着くまでは このままでいい

言葉のかわりに 夜風がとおる
手のひらに残る 拍手の熱

「よかった」とだけ言って あとは黙ってた
並んだ足音が ゆっくりになる
鞄の奥で 光っているもの
駅はまだ 遠くにあればいい

信号が赤でも 急がないふたり
夜の終わりまで あと何曲だろう

「よかった」とだけ言って あとは黙ってた
並んだ足音が ゆっくりになる
鞄の奥で 光っているもの
駅はまだ 遠くにあればいい

駅はまだ 遠くにあればいい

詞
Akira Okumura
歌・曲
Aotsuki

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